AGA(抜け毛)外来
AGA(エージーエー)の対処法と治療法
問診後、問題がなければAGA治療薬を処方致します。
AGA治療薬には飲むタイプと頭皮につけるタイプがあります。
AGA治療で一番大切なことは、根気よく治療を続けることです。
AGA治療の効果がみられるようになるまで、通常6ヵ月かそれ以上掛かります。
飲む毛生え薬『プロペシア』
男性型脱毛症AGA(androgenetic alopecia)は壮年性脱毛(若はげ)とも呼ばれ、思春期以降に前頭部や頭頂部の髪が薄くなり進行していく脱毛症です。
治療薬として万有製薬から2005年12月に発売されました。
男性ホルモン、テストステロンから抜け毛の原因物質DHTへ変換する酵素だけを阻害するフィナステリド錠です。
90%の方に抜け毛の進行抑制、改善効果があります。
1日1回の服用で毛の周期があるため6ヶ月の連続投与が必要です。
海外のデータでは、非常に効果があります。
海外では前立腺肥大症の治療薬として、5倍の投与量で使われています。
前立腺癌の腫瘍マーカーPSAの値が低く出ます。
副作用としては、1.1%にリピドー減退、勃起不全0.7%、
臨床検査値異常0.7%ありますが、
内服を中止すれば、すぐに回復しますし、殆ど問題ないと思われます。
気になりだしたら、早めの服用がベストです。
世界60ヵ国以上で承認されている薬です。
初診の方は、男性型脱毛症か、他の皮膚疾患、ふけが多く頭部の脂漏性湿疹や円形脱毛があったりする場合がありますので毛髪の状態を診察いたしますので保険証を持参して下さい。薬代は保険がききませんので30日分で1万円です
ザガーロ
2016年6月13日発売になった、新しい『男性型脱毛症』の飲む治療薬です。
これまでの内服薬(フィナステリド)と「ザガーロ」の違いは、「I型」だけでなく「I型」の5α還元酵素をともに阻害する点です。酵素を阻害する事で男性型脱毛症の原因のひとつと考えられる「ジヒドロテストステロン(DHT)」を強力に抑える事が出来ます。それにより、髪の毛の成長を正常な状態に近づけ、「発毛」が促進され、「太く長い毛」が増えるといった効果が期待できます。臨床試験の結果では「ザガーロ0.5mg」はフィナステリドと比べ約1.6倍「毛髪数」が増加したことが示されています。「ザガーロ」の服用により、3カ月で効果があらわれる人もいますが、通常6カ月間飲み続ける必要があります。発毛効果が得られた後に服用をやめてしまうと、再び髪の毛が元の状態に戻ってしまいます。ご自身の判断で「ザガーロ」の服用を中止せず、医師の指示通り服用を継続しましよう。
以下のような副作用が現れる事があります。
・10人に1人以下で現れる主な副作用
—勃起不全、性欲减退、射精障害
・100人に1人以下で現れる副作用
—乳房障害(乳房のはれや痛み)
いつもと違う症状が現れたら、医師にご相談下さい。
「ザガーロ」服用中に気をつけていただきたいこと。
・1日1回 1 カプセルを毎日忘れず服用しましょう。食事の影響は受けないので、いつでも服用できます。
・女性や子供は服用しないで下さい。また、カプセルから漏れた薬剤に触れないで下さい。
・カプセルをかんだり、開けたりせずに服用して下さい。カプセルの内容物は、ロやのどの粘膜を刺激する場合があります。
PSA検査を受ける方へ
PSA検査とは、前立腺がんの有無の目安となる血液検査であり、PSAの重要な指標です。「ザガーロ」 は服用開始6カ月から血中のPSA値を5O%減少させます。
・最後に「ザガーロ」内服した日より6カ月間は献血しないで下さい。